サラリーマンとして社会に出て10年余…。
自分で作ったというか、出来てしまったといえばいいのか分からないが、ふと目の前に現れた束の間の休息の時間。
新卒入社以来、ずっと働いてきた会社を退職する事になったのだ。
退職前に少しだけできた時間をどう過ごすか…と考えているうちに、ひょんな事からラオスへ行く事となった。
街全体が世界遺産に登録されているラオスの古都・ルアンパバーンに滞在する事に。
出発当日の羽田空港。夜19:30過ぎの光景。
この写真を撮る数分前まで、僕は空港職員の前でガタガタと震えていた。
初の完全個人手配で予約した今回の旅行、エ◯スペディアから、飛行機のチケットNo.だけ何故か届いてないという事を知っていながら「まー何とかなるっしょ」と、余裕をこいていた己を呪いたい。
チケットNo.が分からないままチェックインしようとするも、職員の方から、往路は羽田からなのでパスポート情報から発券できるも、復路は現地空港でのチェックインとなるため、コミュニケーションが取れず最悪帰国できない恐れがあります、と指摘を受けて「もーこの旅はおしまいか…」と、呆然としていた。
(今思えばごもっともなご指摘である)
結局、空港職員の方の尽力もありながら、チケットNo.を調べる事に成功し…というか、自力でエク◯ペディアに電話し、なんとか無事に旅を始められる事に。
電話したらカタコト日本語でソッコーチケットNo.が記載されたメールを送ってくれたのだが、そんなすぐ送れるなら、なぜ予約確定したタイミングでくれなかったのかと…。
嬉しさの余り、保安検査前に一人で打ち上げ。
というか、ちょっと予想外の旨さでした。スダチは何個か食べました。ガリガリ。
往路は、羽田→関空→バンコク→ルアンパバーンなので、一路初の関空へ。
時間帯的に混んでおり、なかなか着陸できず上空待機。予定より20分程遅れ、無事に関空着。
その後、国際線乗り継ぎ。
広大な空港内を彷徨いかけるも、無事に空港内シャトル電車を発見。搭乗ゲートへ。
搭乗ゲート近くは、バンコク行きの乗客でごった返しているので、しばし散歩。
閑散としたエリアに充電口を発見。
程なくして出発。
0時過ぎ発の便だったので、すぐ寝る…ハズが、少しだけ映画観ちゃいました。
「T-34」最高に面白かった。これは男の子大好きなタイプのエンタメ映画。グッとくるカタルシス。お陰であんまり寝れなかったじゃないか…。
バンコク到着2時間前くらいで、機内食(朝食)が出る。つまんだ程度。
可もなく不可もなし。
これで日本食とは数日間おさらば。味噌汁が身体に染み渡る。
現地時間朝5:00
さすがアジア随一のハブ空港だけあって、早朝にも関わらず人だらけ。
人種のサラダボウル状態。
バンコク行きの機内までは、ほぼ日本人だけだったのが、バンコクに着き、国際線乗り換えに向かう辺りから日本人がどんどん少なくなり、やや不安になってくる。
ルアンパバーン行きの便まで、結構な時間があるため、まずは腹ごしらえを。
タイと言えばChangビール。
約一年振りのチャンとトムヤムスープで、身体を東南アジア仕様にアップデートする。
ここ、美味しかったし、空港内の店だから高めだろうとは思っていたのだが、後で明細を見てビックリ。
この2品だけで、2400円くらい取られていた。
もちろん、カード手数料含めてだが、流石にちょっと高すぎでは。タイバーツって、年々上昇傾向にありますよね。それだけ発展著しいという事だと思うのですが。
…気を取り直して、まだ乗り継ぎまで時間があるため、次なる空港内の目的地へ。
今回、バンコク-ルアンパバーン間は、往復共にバンコクエアウェイズを利用。
こちらの航空会社は、エコノミー等どんなクラスにも関わらず、搭乗券を持っているだけで自社ラウンジを利用する事が出来るという事で、これは行っとこう!と行ってきました。
もちろん、他のラウンジ…サクララウンジとかミラクルラウンジとかに比べたら、ちょっと拍子抜けするような内容ですが、電源もあるしWi-Fiもサクサクで、無料ラウンジとしては、必要にして十分な内容。
LINEを返したりしている内に、ルアンパバーン行き、出発時刻が近づいてきた。
久々の沖止め、そして搭乗者のほとんどが欧米人。日本人は、自分を入れて5、6人といったところ。
そして…
ひ、ひこうき…ぷ、ぷろぺら…
ち…ちっちゃくね??
これ、本当大丈夫なの??というちっささ。
飛行機の安全性は機体の大きさに比例するという、独自の謎理論を展開している自分は、ここに来てかなりドキドキし出す。
しかし、バンコクエアウェイズ客室乗務員の男女それぞれの笑顔、キッチリとした対応ぶりにやや安堵。日本人CAさんより完璧な英語。
揺れると思ったけど、意外と揺れず。
2時間弱の空の旅にも関わらず、一応国際線なので、機内食が出ました。
このサンドイッチが大当たり!
カボチャが練り込まれたパンに、スモークチキン、トマト、レタスギッシリで、食べ応えありました。
そして、飛行機はどんどんと内陸へ。
茶色い景色が視界を支配する。
ルアンパバーンの街が見えて参りました。
ルアンパバーン国際空港到着。
ありがとうプロペラ機。
もう妙な偏見を持つのはヤメにします。
そして、こちらもちっさい空港…
にも関わらず、入国審査はなかなかの混み具合。
適当英語でなんとか入国完了。
とりあえず1万5000円両替。
現地通貨で、121万5000キープになりました。
もうなんかよく分かりませんが、10,000キープで、おおよそ120〜130円くらいの感覚です。
ちなみに、ルアンパバーン市街にも至る所に両替所がありますが、レートはどこも殆ど変わらなかったと思います。
空港と市街地を結ぶ乗り合いバン(一人当たり一律50,000キープ)で、ホテルへ。
これから4日間お世話になる、ジャスミン ルアンパバーンホテルに無事到着。
早速ウェルカムドリンクとフルーツを頂きました。
どちらも美味しくて一瞬で完食。
実は、乾季のルアンパバーンは、意外と寒い日もある的なネット情報を得ていたので、まあまあそれなりの服装をしてきたのですが、存外メチャクチャ暑く、ホテル着くまでにヘロヘロになっていたので、ここで一気に回復しました。
ホテルの看板犬?癒し系のイッヌが。
部屋は2階でした。
プールにも後で入ろっと。
本来であれば14時〜のチェックインなのに、ホテルに到着したのは12時過ぎ、にも関わらず笑顔で早めにチェックインさせて下さった、フロントの男性スタッフに感謝。
こちらのスタッフにお願いして、翌日のクァンシーの滝ツアーを予約する事にも成功。
「街をプラプラ歩いてくるね」というと、丁寧に街の見所が記載された地図をくれた上に、「ここまで行くには◯分くらいかかるよ」等、詳細も説明してくれた。
というわけで、あてもなく街歩きへ。
改めて、世界遺産の街ルアンパバーン、適当に歩いているだけで、見応えあるものが続々と。
このモザイク画が一番気に入りました。
ちょっと歩き疲れて休憩タイム。
ナムカーン川沿いにあったカフェの外席、超イイ感じ。
ビアラオ、ラオ式サンドイッチで確か5〜60,000キープくらい。日本円で700円くらいかな?
このサンドイッチが絶品。
チキン、肉そぼろ、たっぷりの野菜で、思いがけず満腹になりそうに。
なんでも、ラオスは過去フランス統治下にあった関係もあり、パンやコーヒーなど美味しいとの事。
なるほど、ベトナムとかと似たような食文化ですね。
確かに、このフレンチコロニアル様式の街並みは、どこかヨーロッパを感じさせる雰囲気も。
行った事ないけど。
何か儀式なのか、音楽演奏中の少年僧侶達。
よく見ると、ここにもイッヌ。
夕暮れが近づき、どんどんいい雰囲気へ。
てなところで、本日の夕食。
メインのサッカリン通り沿いにあったカフェの外席で頂きました。
生春巻きとラオ式パパイヤサラダ。
量が…メチャクチャ多い。
タイ料理とはまたちょっと違う味…基本はエスニックだし、パクチーバリバリに効いてるんだけど、どこか優しい味わいで美味。
その後、ナイトマーケットを覗きながら帰路につきました。
ラオ式マッサージを受けようと思っていたのだが、圧倒的眠気により断念。
ホテル近くのお店で、トムヤム味のポテチを買ってホテルに帰りました。
ライトアップされたホテルのプールが綺麗だった。