きのうなにしてた

忘れたり忘れられたり、人は哀しい生き物

藤子不二雄A先生の思ひ出

こういう見出しだと、まるで交流があったかのように思われるかもしれないが、お会いした事は一度もない。

なのに何を偉そうに、と思われるかもしれないがこればっかりは仕方ない。


ただただ、自分を自分たらしめる上での重要人物が居なくなった事に、言いようのない喪失感を感じざるを得ないのである。

その喪失感を埋めるため、心を少しだけ整理するために、僭越ではありながらまとめてみようと思う。

 

「忍者ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」、そして数々のクリエイターが「影響を受けた一冊」と公言する「まんが道」で知られる漫画家・藤子不二雄A先生がお亡くなりになった。

 

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学生時代、当時の自宅(練馬)とキャンパス(江古田)から近かったのもあり、よく通った「松葉」。

(「まんが道」で満賀・才野両少年はじめとした「トキワ荘」の面々が足繫く通った中華料理店)

松葉はラーメンも美味しいですが、個人的にはつけ麺がイチオシです。

 

知らない方へ申し上げると、既に鬼籍に入られた「ドラえもん」で知られる藤子・F・不二雄先生と

藤子A先生は共に富山出身の幼馴染で、当初は「藤子不二雄」名義でコンビを結成。

オバケのQ太郎」なんかはお二人の共作と言われている。(間違っていたらごめんなさい)

 

昭和の終わりにコンビを解消されるまで、同じ藤子不二雄名義ではありながらも、それぞれ別に上記のような代表作を描かれてきたお二方。

 

両先生の作品とも大好きなのだが、個人的にA先生の、ある種露悪的とも言えるほどに人間の本質を抉るような視点で描かれた作品の数々に心打たれ、

学生時代読みふけっていたのであった。

 

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ブラックユーモアに溢れた珠玉の短編の数々は必見。


かれこれ15年ほど前、日大芸術学部在籍最後の年。


放送学科の学生だった僕が卒業制作の題材として選んだのが、大好きなA先生。

A先生のドキュメンタリーを撮るため、色々調べてみるもなかなか連絡先がわからず。

今ほどIT化が進んでいなかった当時、ネットにもこれといった情報はなかったものの、なんとか藤子スタジオの住所を調べ上げ、拙い企画書めいたものを送る事に成功。

ノーギャラでの取材依頼、素人感全開の企画書の送付…若さ故の無知とは言え、

大変失礼な事をしたと今となって反省しております。

この場を借りて改めてお詫び申し上げます。

 

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今の日芸はこんな綺麗なキャンパスに。

僕が在学していた時は、丁度工事中だった。f:id:watankii58:20220410180209j:image


当然ながら断られてしまい、目論見は水の泡に。(卒業は無事にできました!)

ダメもとで送りつけた企画書だったが、いざ正式にお断りされると、それはそれでショックなのであった。

若者特有の万能感、それを否定された感覚とでも言えばいいのであろうか。


しかしながら、お断りの手紙にはA先生のマネージャー(A先生のお姉様)からの超絶達筆なご丁寧メッセージが添えられており、合わせてA先生直筆サイン入りの文庫版「まんが道」も同梱されていた。


※「まんが道」→藤子A先生の代表作の一つであり、自伝的漫画作品。

戦前~戦後にかけて、漫画家を志す2人の少年(藤子不二雄)の成長を描いた物語。

私が現在の職業=漫画編集者を志すきっかけとなった作品でもある。

 

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まんが道」続編の「愛…しりそめし頃に…」も必読。

ちょっぴりアダルティーな世界観で描かれる夢追う若者達の姿に心動かされる。

「青春」「エバーグリーン」という言葉を体現したかのような表紙がとにかく最高。


そもそも返信する義務も必要もない、謎の小僧からの無茶依頼だったにも関わらず、藤子A作品を愛してくれている事への感謝と、卒業制作という事でなんとか依頼を受けたいが、A先生として依頼に応える事ができない理由、そして私の将来を応援する内容の

文章が綴られており、大変大らかなお心をお持ちのお優しい方だなぁ…と。

断られたにも関わらず大感激したのを覚えている。

(手紙の冒頭「何度か電話したが出られなかったので手紙を送った」とあり、本当今更ながら当時の自分の失礼っぷりに震えるばかりである。知らない番号だから出なかったのだろうが…)


というか常識的に考えて、自分にとって何らメリットがない、この名もなき若造からの依頼を断るにあたり、ここまでの丁重な対応などあるであろうか。


後々に感じた事で、これは自分なりの解釈ではあるのだが、ある種の夢を追う若者に対し何かエールを送りたい、そのようなお気持ちからであったのだろうかと。

極めて自分に都合のいい解釈ではあるが。

 

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F先生の「ポコニャン」に対してのA先生の「ビリ犬」。両者の作家性の違いにハッとさせられる名作。


あと今更ではあるが、この時送りつけた企画書、取っておけばよかったなと。

素人感満載、と言ったものの正直手に取ってもらえる自信のある企画書であった。

拙いながらも、企画の見せ方やドキュメンタリーとしての売り所の独自性など、読んでもらえさえすれば、多少は検討してもらえる内容の企画書であった…ハズ。

(生意気ですみません)


この時頂いた文庫版「まんが道」と手紙は、生涯の宝物である。

 

「漫画家漫画」って何で気になってしまうんだろう、と思うのだが、恐らく様々な作家の成功、挫折、嫉妬の気持ち等…がむしゃらにもがき続けてきたその姿に、いつの日か自分が失ってしまった若き日の「夢追う姿」をダブらせてしまうからなのだろう、と思う。

 

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上に挙げた3作品はどれも最高かつベクトルが全く違う「漫画家漫画」。

機会があれば是非一度手に取って欲しいです。


就活で受けた前職の版元の採用面接では、この卒業制作のエピソードを披露し、それが決め手となったのかは不明だが、めでたく入社。

入社した際、会社役員から、「ゴルフコンペでA先生と一緒になった時に、例のドキュメンタリーを依頼してきた学生(私)が入社したという話をしたところ、『あの学生、同じ業界にきたのか』と大層喜んでおられた」との話を聞いて、勝手に不思議な縁を感じたものであった。


いつかどこかでお会いできた際には、学生時代の無礼のお詫びと、この業界へと導いてくださった御礼を直接お伝えしたいと思っていたのだが…

無情にも叶わず。


僕が今いる日本の漫画業界の草創期から長きに渡り活躍した、偉大なる先達の訃報にただただご冥福を祈るばかりであります。


藤子A先生の作品に出会っていなければ今の自分がいなかったかも、と言っても過言ではありません。


自分の可能性を信じ、がむしゃらに漫画を描き続けてきた「まんが道」の登場人物に少しでも近づけるよう、僕も努力して参ります。


「なろう! なろう! 明日なろう!! 明日は檜になろう!!」


藤子不二雄A先生のご冥福をお祈り申し上げます。

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ラオス(ルアンパバーン)に一体なにが…(5日目/最終日)

ルアンパバーン滞在5日目、最終日の朝。

この5日間、毎日天気に恵まれた。深夜から明け方にかけてグッと気温が下がり、昼前には日本の真夏のような気温になる、この地域の気候にもすっかり慣れた。

 

この日の朝も、ご多分に漏れず寒い。上着が必要な気温。

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滞在中、ほぼ変わり映えのない朝食メニューだった。正直飽きてしまったが、それでも美味いものは美味い。最終日はちょっと欲張ってマンゴーを多めに食べました。それとマンゴージュース、シメのラオコーヒーで完璧。

 

チェックアウトは11:00。

朝食後、チェックアウトの時間まで、部屋の整理や荷物のパッキング、そして…。

滞在中にとってもお世話になったホテルスタッフに、何か感謝の印を表したいと思い、手紙を書く事にした。

最初はチップでも置いていこうかと思ったのだが、なんかそういう種類の感謝ではないというか、事務的にお世話になったのはもちろん、人としてとても良く接してくれたので、気持ちを伝えたくなったのだ。

 

当然、僕の英語は中学英語止まり、いやそれ以下の知識なので、Google先生に全てを翻訳してもらい…。

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合ってるかどうかはわからないが、きっと半分くらいは言いたい事が伝わるはず…帰りに渡す手紙を書き、荷物のまとめも終了。

気づけば11:00近く。

帰りの飛行機が17:30と、まだ時間があるため、チェックアウト後フロントに荷物を預け、15時くらいまで観光(散歩)する事に。

 

お昼少し前にして、最後の観光。

とはいっても、流石にやる事がない。

ただ、一箇所だけ宛てがあった。

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ナムカーン川を散歩中、何度となく目に入ってきた竹の橋。

観光客が渡りながらよく写真を撮っていた。

どうやら川の水位が低い乾季の間、川沿いに住む一家が、生活のための通行料を得る目的として、手作りで作っている橋との事。

当然、雨季になり水位が増すと橋が流され、また次の乾季に橋を作り直すらしい。

スゲー価値観だ。

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橋の入口に色々と説明書きが。

通行料7000キープを支払い橋へ。

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この街に滞在中、ハンドメイドな橋には慣れたつもりだったが、この橋が一番怖かった。

ただただ揺れる。

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僕自身、なかなかの田舎出身なので、竹の剛性や、しなるが故の強さを知ってはいるのだが、とにかく揺れる。

写真には写ってないが、後からついてくるガタイの良い黒人グループが、ドスドス歩きまくって、本当に壊れるのではないかと不安になる。

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でも、景色はすんばらしい。

昨日の「ユートピア」から見た景色と殆ど一緒だ。

濁ったナムカーン川と無音が織りなす、心洗われる風景。

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そして向こう岸へ上陸。

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こちらには一体なにが…。

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…と思うも、観光客向けの飲食店や、もはや見慣れたヤル気のないラオ犬がいるばかりで、やや拍子抜け。

 

でも、折角なので渡った先を探索する事に。

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すると、また何やらワット(寺院)を発見。

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正直、この頃になると、ルアンパバーン様式の寺院も、やや食傷気味に。

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パン屋で糖質補給。

その後、橋を戻り市街地の方へ。

 

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滞在中何度か行き来した小学校?

ひたすらに無邪気な現地の子供達に癒される。

が、ここでも無遠慮なある観光客が、ズケズケと敷地内に入り写真を撮っていて、辟易とする。。。

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イッヌやーい。

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もう本当にやる事が無くなってきたので、完全に気分で街をうろつく。最後の最後まで、この街を堪能する。

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何度見たであろう、ブーゲンビリアメコン川

 

そして。

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この街といえば、イッヌを語らずして始まらないのである。

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野良犬なのか飼い犬なのか分からないが、滞在中はとにかく多くの犬と触れ合えた。印象として、とにかく穏やか。数的に、いわゆる「野犬の群れに囲まれた」というシチュエーションもあったが、基本全ての犬はのんびりしてる、というかやる気のない犬ばかりで、身の危険を感じた事は一度もなかった。

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光の当たり具合が素敵な風景。

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そしてまたイッヌである。

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これは確か図書館だったかな。中には入らなかったが、子供達が出入りする姿が見えた。

 

そして。

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出た!もう何度目?と言わんばかりのサンドイッチである。

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もはや特にコメントはない。パンが美味い。ビアラオで流し込むのがなんとも言えぬ至福の瞬間なのである。

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メイン通りの売店にて。

フライドバンブー。つまり揚げメンマ。(乾燥メンマ?)
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コレ、みんなビアラオ片手に歩きながら食べてたり、ラオ人達が公園で酒のツマミに食べてたりで、ずっと気になっていたのである。

なかなかクセになる味。酒のアテですな。

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何度通ったか分からない、ナイトマーケット入口付近の屋台広場。

滞在最後の食事を、ここでとる事に決定。

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可愛いビアラオのタンブラー。
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セルフでカスタマイズした、かなり辛めのカオソーイ。

この日はどういう訳か観光客も少なく、街中に人がいなかった。メチャクチャのんびりしていて、屋台のオッサンの子供達と戯れあったり、なかなか良い時間が流れていた。

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もう帰国するのかと思うと、なんだか本当に寂しくなってきたなー。
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というわけで。

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よく通ったホテル近くのコンビニ?YSPミニマートで最後の抵抗。ビアラオを買い、コンビニ前のテーブルで、勝手に角打ち。ジャパニーズスタイル。

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何度も通り過ぎたこの標識とも暫しのお別れ。

 

15時近くになり、スーツケースを預けていたホテルに戻る。4泊お世話になった、ジャスミンルアンパバーンホテルとも、ここでお別れ。

朝書いた感謝の手紙をここで手渡す。

 

感極まった様子のラオ人スタッフ。彼には本当に良くして頂いた。

「帰りの飛行機は何時だ??空港までのバンは予約してあるのか??」と聞かれる。

飛行機は17:30発で、空港までは適当にトゥクトゥクを捕まえていく予定だと伝えると、「トゥクトゥクは高いから、俺らのバンに乗ってけ」との事。

お言葉に甘え、バンに乗せてもらう事に。

 

市街地からルアンパバーン国際空港までは5キロくらい。あっという間。窓の外を流れる景色を見ながら、もう当分ここにくる事はない…もしかしたら二度と訪れる事はないかと思うと、言葉にできぬ切ない気持ちになってくる。

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僕だけを乗せたバンが空港に到着。

空港→市街地を結ぶタクシーの運賃相場は5万キープのため、支払おうとするも「いらない」の一点張り。

こういう結果を見据えてホテルを去り際に手紙を渡した訳ではないし、あんなのただの自分の自己満だったのだが、想いが伝わり、その上このような好意を返してくれた事に、とても嬉しくなる。

 

今回は、この好意を甘んじて受ける事にした。

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この小さな国際空港ともお別れだ。
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帰りもバンコクエアウェイズのラウンジが利用できるのだが、中国人観光客の団体ですし詰め状態のため、利用せず。
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景色を眺めたり、残った通貨(キープ)を消費したり。
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日本円にして30円程余ったのだが、流石に使いきれず寄付しました。

 

そして。

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帰りのバンコクエアウェイズは、プロペラ機ではなく、三列三列の一般的な機材でした。
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機内食エスニック焼きそば?結構美味かったです。

 

程なくして、乗り換えのバンコク着。
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広大なスワンナプーム国際空港では、こちらの端末が役に立ちました。

チケットのQRコードを読み込ませると、搭乗時間、搭乗時間ゲートの場所を教えてくれるもの。

 

その後、ルアンパバーンで何度か食事を共にした香港出身の女性と偶然遭遇。時間を潰し…。
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バンコク現地時間22:05発の飛行機にて、一路羽田へ。

 

帰路こそ完全に寝るつもりが、また映画にハマってしまう。韓国映画の「パラサイト 半地下の家族」久々に見応えのあるブラックコメディであった。途中以降、ブラック度マシマシ。観終わった後、思わず自分の体を「クンクン」と嗅いでしまう作品でした。

 

そんなこんなで、日本時間早朝5:00過ぎには羽田着。

 

長いようであっという間だった、ラオスルアンパバーンの旅。

「何もしないをしに行く」場所としては、この上ない所でありました。

エネルギッシュで、インプットをするような地ではなく、マッタリとした土地の空気に身を任せ、己の感性が研ぎ澄まされるような、そんな気持ちを味わう事ができました。

 

さー、ここから更に前へ前へ。

ひたすらに歩を進め、まだ見ぬ人生の景色を見ていきたいと思います。

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ラオス(ルアンパバーン)に一体なにが…(4日目赤十字サウナでの悲劇)

前回記事からの続き。

旅も終盤に差し掛かったタイミングで事件が起こる。

 

こう言っていいだろう。

「事件だ!!!!!!」

 

お土産購入の散歩からホテルに戻り、ビアラオとプールでクールダウンした僕は、夕方を前にして次なる目的地へ行く事に。

 

その目的地とは、これも前日現地ガイドに「行かないか??」と誘われた、ラオ式サウナである。

 

元々、お風呂・サウナ全般大好きな自分だが、半端ない濃度のハーブスチームを浴びれると名高い、この地域独自のサウナは、来た以上必ず行こう!と楽しみにしてたのであります。

 

ルアンパバーン内に、ラオ式のサウナはいくつかありまして、

・観光客が多い店

・地元民が多い店

・サウナの質(ハーブの濃度・スチームの強弱等)

・市街地からのアクセス

などなど、色々と選択ポイントがあるのですが、自分的にはどれも一長一短があり…。

 

結果、ルアンパバーンで一番メジャーと言われる「Lao Red Cross SAUNA」へ行く事に決定。

名前の通り、ラオス赤十字が運営するサウナで、サウナ以外にマッサージもやっており、利用料の内のいくらかが寄付になるようなシステムでした。

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事前情報として、

ルアンパバーンで1、2を争うメジャーなサウナ

・ハーブ濃度、スチームの強さ共に文句なし

・市街地からは少し離れるが、それでも他のサウナに比べればアクセス良好

・メジャーで行きやすい立地のため、昨今は観光客が激増し、ローカルな雰囲気を味わいたい人には微妙

・ロッカーが簡易的で、貴重品盗難のリスクについては自己責任

・ある方のブログで、痴漢に遭遇(!!!)の記事アリ

…との事。

 

期待と不安に胸を膨らませながら入店。

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受付で、サウナ利用の旨を告げ利用料(1万5千キープ)を支払い。

海パンのようなものとバスタオルをもらい、奥の方へ。

 

そして、手荷物をロッカーに預けるのだが、事前情報通り、ロッカーが超簡易的。

一つは年季の入った木製ロッカー、もう一つもなんか適当な造りのスチールロッカー。

なんと言っても、鍵がド◯クエで出てくる鍵とか南京錠とか、簡単に開けられそうな鍵ばかりで不安が止まらない。

腹を括って、一番マシそうなところに荷物を預ける。

(結局何の被害にも遭いませんでした)

 

シャワーを浴び、サウナルームへ…。

 

す、すごい蒸気…

そしてレモングラスの香りが半端ない。

あまりにも強烈なスチームサウナ。

大袈裟ではなく、30センチから先が全く見えない。サウナルーム内の構造も分からなければ、自分以外に人がいるのかもわからない。

 

しばし入口で立ったまま目が慣れるのを待ち、ようやく一人分の座席スペースを見つけ、チョコンと腰掛ける。

 

いやー、しかし凄い。この激烈なハーブスチームは、間違いなく他では味わえないであろう。鼻、口、毛穴…全身の穴という穴にレモングラスの香りが吸い込まれていく。

自分自身がハーブになったかのようだ。

きっとこの時僕はレモングラスそのものだったはずだ。

 

汗ダクになり、一度退室。この辺は日本のサウナと同じで、水風呂はないものの、サウナ→シャワー→休憩→サウナ、をみんな繰り返している。

 

休憩ルームでは、地元ラオ人おっさん達が談笑しており、緊張しながらそこに混じる。飲み放題の苦いお茶を飲むが、味がなかなか入ってこなかった。

日本で置き換えたら、住宅街の銭湯になぜか一人だけ外国人がいる感じだろう。

もちろん、ラオ人は観光客には慣れっこではあるが。

 

ちなみに、サウナルームは男女別だが、こちらの休憩スペースは男女共用。

腹の出たパンイチのおっさん達と、タオルで全身を隠した女性が、ともに汗ダクで共存。その辺りに抵抗がある人は注意が必要。

 

…何度かルーチンをこなし、すっかりこのサウナを気に入った自分。しかし、ここでその事件が起こる。

 

何度目かのルーチンで、サウナルームに入室。入る度に強烈なスチームで眼前が見えなくなるのだが、ある程度部屋内の構造は把握しつつあったため、スペースを見つけ着席。

 

しかし、丁度イスの下からスチームが上がってくる場所だったらしく、ケツに超激アツのスチームが当たってくる。

「アチーーー!」

そんなリアクションをしていると、隣に座っていたラオ人のオッさんに腕を掴まれ、「詰めてやるからこっち来い」と、熱くないところまで引き寄せてくれた。

 

この時は、いいおっさんだ!有難う!と思ったのだが、直後に期待を裏切られる。

 

ふと、自分の前に仁王立ちになったオッサン。どうしたのだろうと思っていると、何やら僕の手を触ってくるではないか。しかも手のひらをフェザータッチで…大切な人を愛でるかの如く、優しいタッチを…。

ちょっとヤベーなと思いつつも、人間というのは面白いもので、余りにも急な事で頭が回らず、とりあえず苦笑いをしながら時が過ぎるのを待とうとする。

しかし今度は二の腕をペタペタ触ってくる。

流石に少しヤバイと判断。「NO」と告げるも、少ししたら再開。

 

今度は太もも、そして鼠蹊部を狙ってくるではないか…。

流石にコレはアウトと、というか、怖っえぇと思い、「NO!!! NOォーーーー!!!」と全力で拒否。丁度そのタイミングで別のラオ人が入室したため、オッサンは触るのを諦め、別スペースに腰を下ろしたのであった。

 

休憩スペースに戻った僕は、どんなオッサンだったか見たくて、彼がサウナルームから出てくるまでしばし待機。

しばらくし、何食わぬ顔で出てきたオッサン。浅黒く良いガタイをしていた。歳は50くらい。僕と目が合うも、動揺もせず、地元ラオ人と談笑しているではないか。

他の方が体験した痴漢と同一人物なのだろうか、この感じは常習犯なんだろうな…。

 

と、最後は少しだけ微妙な気持ちになりながらサウナをあとにする事に。

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結果、

・サウナの質は最高

・貴重品対策は自己責任(僕の感覚では余り気にする事ないと思いました)

・事前情報に反し、行った時は観光客は自分のみで、非常にローカルな雰囲気を味わえた

・痴漢のオッサン、いた!

以上。

 

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サウナを出ると街は夕暮れ。

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身体中に染み付いたレモングラスの匂いが消えぬうちに、今日もラオ式マッサージを受けようと決意。

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サービスで、いい匂いのジェルを沢山塗ってくれた。気持ちよかったです。

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この時点で18:30くらい。最終日の夜をどう過ごそうか考えるも、無目的にプラプラしようかな、と歩を進める。

 

屋台で揚げ春巻きゲット。うまー。

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このままナイトマーケットに突入し、ラオス像の刺繍が入ったポーチをお土産に購入。オマケで、「LAOS」の刺繍入りミサンガをくれました。毎晩やってるナイトマーケット、正直そんな安くはないのだが、客の呼び込みとか全くしていなくて非常に居心地がいい。あんまり売る気がないのんびりした感じ。

値切りにはあまり応じてくれませんが、僕の場合は何かにつけてサービスしてくれました。

 

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カクテル屋台を発見。

この気候、そして東南アジア、あれしかないでしょ。

モヒーーート。

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チャカチャカシャカシャカ。

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完成。(ピント外れまくり)

 

突き抜けるミント(ミント以外の味もした)の香りが最高。

 

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ルアンパバーンの夜はふける。

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この街のイッヌには定位置というものがあるのだろうか。

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最後の夜も屋台目メシ。
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ビアラオとパッタイ
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Too spicy.

美味でした。

 

完食し帰ホテル。

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明日の夕方にはこの地を発つ。

メロウな毎日にも慣れ、メリーゴーランドに揺られるような日々に飽きがきつつあったが、少しだけ寂しくなってきた。

 

たぶん、次の記事で旅行記完結です。

ラオス(ルアンパバーン)に一体なにが…(4日目途中まで)

4日目の朝。午前4時に起床。

もともと早起きなのもありますが、こちらに来てから日中歩き回ってグッタリ&夜にビアラオ飲んでほろ酔いのダブルパンチで、20時過ぎには寝落ちしており、自然と夜が明ける前に目を覚ましていたのでありました。

 

そしてそう。今日こそルアンパバーンならではの光景・托鉢の見学に行こうと思ったのです。

 

午前5時過ぎ。まだ街を暗闇が支配する中、出発。

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出発。といっても、托鉢が行われるエリアは、まぁまぁナイトマーケット〜メインストリートエリアと被っているので、ホテルからは歩いて10分くらいの距離。

 

この時間にも関わらず、少しずつ人が増えてきた。

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路上に置かれているカラフルな椅子は、托鉢に参加する方が座られる場所。

 

そうこうしているうちに、向こうから僧侶の列が見えてきた。

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一番最初に思った事。

観光客多すぎ。そしてマナー悪すぎ。

どこの誰とは言わないが、あんだけ「フラッシュたくな」と書かれてるのにバンバンフラッシュたくし、歩道に乗り上げ僧侶の進行方向邪魔するし…まず、その無法地帯ぶりに圧倒された。

そして、マナーの悪い観光客は、監視のおばちゃんからメッチャ怒られてた。(当たり前だ…)

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途中ふと気になったのは、要所要所に置いてある、一見するとゴミ箱のような入れ物に、施しで貰った食物を僧侶がポンポンと投げ入れていた事。

あとで聞いたら、「NO litter」の文字通り、これはゴミ箱ではなく、次から次へと食物をもらい入りきらなくなった分をこちらに適宜入れていき、後ほど回収するのだとか。

なるほど。

 

もうとにかく観光客だらけなので、異様な空気に呑まれそうになるのだが、当の僧侶達は真剣そのもの。途中一人の観光客が、小学生くらいの小さな托鉢僧を見つけ、これみよがしに規定以外の高そうな品物(他の人は、皆決められたもち米とお菓子のみをあげている)をあげようとしたところ、少年僧侶はキッパリ断っていた。(もちろんその観光客は、監視のおばちゃんからも、他の観光客からも怒られていた)

 

我々のような一見さん(観光客)からしたら、ある種の見世物なのだろう。しかし、現地の方々からしたら洒落や酔狂ではなく、ただ当たり前の日常の光景なのだ。もちろん、そんな光景が未だに残っている事に、観光客はある種の訪れる価値を感じ、結果、彼らが落としていくお金により、この街が潤っていくという側面はあるだろう。

 

気楽な気持ちで見にきたつもりが、いつのまにかグルグルと考えていたその時、一つの光景が目に飛び込んできた。

托鉢はメイン通りが中心で、観光客もメインを見ればまぁ満足なところがあり、その後を追っていく人は少ないのだが、僕は考えこみながら僧侶の列を追っていた。

 

人も少なくなった裏通りに差し掛かり、唖然とした。

そこにはまず日本では見る事の無いような、ストリートチルドレンといっていいであろう、子供達が、托鉢僧から施しを受けている姿があった。

この現場こそ知られるべきなのに、人知れずひっそりと。

僕はここにある種の高潔さを感じたし、この托鉢という行為そのものが、日常の中に組み込まれた本気の取り組みなのだと感じた。

 

気付いたらこの光景も写真におさめていたのだが、どうもこのような場で公開する事に抵抗があるため、載せない事とする。

 

観光客だらけで、とにかく俗っぽい雰囲気だった。しかし、間違いなくエンタメではなく、感じたのはスピリチュアルなものであった。

 

この文化としての托鉢については賛否両論あるようで、それで良いと思うし、みんな自分なりの答えを持てればいいと思う。

 

托鉢が終わり、空が白み始めてきた。

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一番ベタなはずの観光名所、街の中心部に位置するプーシーの丘にまだ行ってなかったなと思い、このタイミングで行ってみる事に。

途中で入場料2万キープを取られ(こんな朝早くから入場料取る係りの人いるのね…)、なかなか険しい階段を登り、丘の頂上へ。

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早朝のルアンパバーンの街を一望。

ボケーっと景色を眺めていると、背後から「日が昇るのを待っているのですか??」「何時に昇ると思いますか??」とカタコト英語で問いかけが。

振り向くと、見た目は完全に60〜70歳くらいの日本人男性。

どうやら僕の事が日本人以外のアジア人に見えたらしく、英語で話しかけたそうな。

 

この御仁としばし歓談。

この方、30年ほど前に初めてラオスを訪れたらしく、あの頃と比べると、ラオスも良くも悪くも変わってしまった…と、遠い目をされていた。

そして、親子ほど歳が離れているであろう、僕に対しても、メチャクチャ敬意を込めて話しかけてくださり…というか、日本語の使い方が僕の知っているソレとは違い、大変上品なものであった。

きっと社会的地位が高く、徳を積まれたお方なのだろう。

ただそれとは別に、某外国の事をめちゃくちゃディスっておられた(笑)

「数十年前、この丘に来た時と同じ構図で写真を撮って欲しい」と請われ、御仁とルアンパバーンの街をフレームに収める。

 

その後、朝市を見学。

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これはあれだ。観光客向けではなく、地元の人達のための市場だ。アジアの光景。なかなかショッキングな映像も多々あったので、心臓が弱い人は注意が必要かもしれない。

 

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朝食をとりにホテルへ。イッヌ氏、安定のお出迎え。

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毎日ほぼ変わりばえのないメニューに流石に飽きてきたけど、美味しいからヨシとする。このパンとマンゴーがあれば言う事はない。

 

さあ、今日は滞在最終日前日だ。滝も行ったし托鉢も見たし、何をしようか。

 

歩きでも半日強あれば、一周できてしまうほどのコンパクトな世界遺産シティ・ルアンパバーン

今日はお土産を探しながらブラブラする事に。

 

ホテルを出て、これまで向かった事のない中心地からは反対の方向へ向かう。

 

しばらく歩いたところでオシャレカフェを発見。

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今風(いまふう)。

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リンゴとキウイのスムージー(16000キープ≒200円)。この街並みと調和する色合い。

 

しかし、本当ルアンパバーンはカフェ天国である。欧米人観光客相手の店が殆どなのだが、とにかく良い感じのカフェばかり。

しかも大体の店が朝からビアラオが飲める笑。

ボケっとするには絶好の街なのである。

 

そんな事を思いながら、グビグビスムージーを飲みつつ散歩再開。

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散歩最高だな。

 

そうしたら見えてきました。

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街中のワット(寺院)入口には、たいていこのような表記…世界遺産なので色々注意してね、的なものが掲示されてました。
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ルアンパバーン最古の寺院とされている、ワットヴィスンナラート。通称スイカ寺と呼ばれてるらしい。

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写真だとそれなりの大きさに見えますが、実物は結構大きかったです。

というか事前にネットで見たのに比べて、あまりにも綺麗。改修直後だったのであろう。

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土産物屋がやる気なさすぎて、逆に何か買いたくなるレベル。

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名もなき門(?)

この朽ちた雰囲気が、この寺院内では一番気に入りました。

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このへんの作りには、ややヒンズーみを感じたり。

 

…と散策を終え、気づけば昼前だというのにとにかく暑い。

 

ここらで、次の目的地へ。

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ルアンパバーンを訪れる観光客が、ほぼ必ず行くというカフェ・ユートピア。いわゆる有名店。ザ・観光地的なとこみたいです。

ちょうど、こちらのワットヴィスンナラートと道路を挟んだところに入口がある。

 

そう、前日(3日目)の記事後半、ホテルを出たところで現地ガイドに「ブラザー一緒に行かないか??」と誘われたカフェ。

 

で、この入口から少しばかり歩かされる。

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出た。
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ルアンパバーンではお馴染み、木の橋。
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バイクがバンバン通り、とってもしなる橋でした笑

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橋を渡り終えてからも、まだ少し歩かされる。

そしてついに…。

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到着。

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この店に名前をつけるのであれば「UTOPIA」以外見当たらないだろというような雰囲気。

そしてここでも自撮りにトライ。

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どう頑張っても「ウェイ!」という感じが出ないのは、僕の資質的なものなのであろう。自撮りという陽的行為にも関わらず、どこか社会を信用していない、そんな斜に構えた雰囲気が感じられる。

 

そんなのはさておき…。

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いやー、最高だな。

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「映える(ばえる)ヤツをお願いします」というカタコト英語でオーダー(マジです)。で来たのがコレ。

シリアルボウル的なのとスムージーで5〜6万キープくらいでした。

マンゴー被りでしたが、たまらん。

 

このカフェの素晴らしいところとして、知名度的にも、お店の雰囲気的にも、訪れる客層的にも…とにかく陽キャ臭が全面に押し出されたお店にも関わらず、全体の空気としての「自由」が圧倒的であるトコ。

他者に対する圧倒的不干渉。個人の「楽しい」をひたすら楽しみ、それを他者に強要しない自由さ。

 

みんなある程度は写真を撮ったり、キャッキャしてるものの、基本的にはボケーっとしてる。僕も、ナムカーン川沿いの席でひたすらボーっとしてました。無音。

 

寝たり起きたり、気づけば2時間くらい滞在。

12時を回る辺りで、そろそろ出る事に。

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一回ホテル戻ろうかと、プラプラ歩き。

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これもなかなか漫画的な光景。

 

そして。

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ホテル前で「またかよ」と言わんばかりに待ち構えていたイッヌ。

 

自室に戻り、トイレと瞬間的シャワーを済まし、再度外出。

 

そしたら…

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この旅イチ触らせてくれたネッコと遭遇。

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近くにいた飼い主と思しきラオ人に「こんなに懐くなんて珍しいよ!」と褒められる。

ネッコ有難う。

 

引き続きテクテク。

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適当にシュパッて撮るだけで、まぁまぁ良いのが撮れるのがこの街の持つポテンシャルであろう。

 

少しずつお腹が減りだし…。

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出た!サンドイッチ!

こちらのはパワー系サンドイッチでした。

どこで食べても、とにかくパンがカリふわで美味い。

 

食後、お土産を探し更に街を徘徊。

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スーパーと小洒落たお土産屋さんをハシゴし、ラオコーヒー、ハーブティーなど、お土産を購入。

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だいぶ歩き(この時点で2万歩くらい)、疲労困憊になったため、またホテルへ戻り休憩。

そして…

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プッ、プッ、ぷっはーーー!

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※海坊主風味

 

ホテルプール最高。

ほぼ毎日入ってましたが、この時のプールが一番キモヂがった。

 

平泳ぎとビアラオを交互に繰り返し、気づけば16時前。

クールダウンできたところで、次の目的地へ。

 

実はこの旅でかなり楽しみにしていた所だったのだが、まさかの悲劇(喜劇)が待ち受けているのであった…!!!

 

…次回へ続きます。

ラオス(ルアンパバーン)に一体なにが…(3日目)

3日目朝。本日も安定のホテル朝食。

この日はテラス席で、少しだけ優雅に。

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この時季にも関わらず、マンゴーが美味すぎなのです。毎日食べてました。

 

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自室前にて。最小限の荷物で来ていたので、毎日洗濯してました。街には洗濯サービス(1kgあたり1万キープ)の業者がいくつもありましたが、僕は洗面所でストイックに手洗い。

 

というわけで、本日は昨日ホテルフロントを通じて予約した、象使い他もろもろのツアーです。

 

予定通り、8:30にホテルにバンが迎えにくる。

おっ!この旅、至近距離で対面する初めての日本人だ!40歳くらいの日本人男性2人組が車内に。

そこに自分を合わせて、3人。あとは運転手かガイドかよくわからないが、ラオス人が3人乗車しており、バンは次なるピックアップ場所へ。

 

ぐるぐると市街を一周半くらいして、次なる参加者をピックアップ。

欧米人カップル、欧米人老夫婦、ぱっと見インド系の男性二人組、日本人母娘、そして日本人女子二人組が続々と乗車…しっかしよく乗るなぁ、このバン。

日本だったら定員オーバーな気が…。

 

みんなを乗せてバンが走り出す。

道中説明があり、どうやらこのバンに乗ったメンバーは、「ウィスキービレッジ」「象乗り体験」は共通してるのだが、人によって、その後、引き続き象使い体験をしたり、ブッダケイブ(パークウー洞窟)を見に行ったり、クァンシーの滝を見に行ったりと…行程が別々らしいとの事だった。

 

車内でガイドから渡された手書きのチケット。(これをチケットと呼んでいいのか??)

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あれ、半日ツアーになってね??

確かホテルのスタッフには1日ツアーでお願いしたはずなのだが…。

というか、この行程を半日で回るのは無理があるような気がする。

…などなど不満があったのだが、ガイドもめっちゃ忙しそうで、他の参加者への行程確認や、ツアー先への確認電話などでバタバタしており、確認の機会を失ってしまった。

どうやら他の参加者も僕同様「聞いてたのとなんか微妙に違う」という人がほとんどのようだ。

 

僕はといえば元来楽天的な「なるようになれ」な性分なので、これはこれで成り行きを楽しむ事にする。

そうこうしているうちに最初の目的地、ウィスキービレッジに到着。

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長閑という言葉が相応しい村。

この時点で9時過ぎくらいだったのもあり、まだ村が始まってなく、住人達が日常の営みを繰り広げていた。

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ここで、ラオウィスキーの試飲をさせてもらった。

2種類飲ませてもらい、蒸留前(?)の一つは日本酒に通じるフルーティーな味わい、もう一つは泡盛的なスピリッツであった。

米からできてるので、両者に似てくるわけだ。

 

恐らくこの村は、この手のツアーで必ず立ち寄る事になっている「お土産買っていってね」的な場所なのだろう。

ただ、我々が行った時は、まだ時間も早く店が開ききってなかった事もあり、何かここで買い物をした人はいなかった。

 

そして、次なる目的地「エレファントビレッジ」へ。

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ぞ、象だ…。

圧倒的に象だ。

日本では決して見る事のできない、至近距離の象に圧倒されているのも束の間、「じゃ乗るぞ」と促され、早々に象乗り体験へ。

 

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いや、これはあれだ。まあまあ怖い。率先してやりたくないタイプの奴だ。そして象の背に設置されている椅子(カゴ?)のハンドメイド感が半端ない。手作り。手すりに全体重を傾けて良いのか躊躇われる。

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道中、下を歩いているラオス人スタッフからサトウキビやらバナナやらを渡される。どうやら移動しながら象に食べさせろ、との事らしい。

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ありえないようなアップダウンを乗り越えながら、グイグイと象達は林を分け入っていく。

そして。

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メコン川へと到着。

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壮観。

※象に乗るやいなやスタッフが「写真撮ってやるからスマホよこせ」と言い、それはまぁ器用に写真を撮ってくださいました。

 

そして川の中へ。

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ギリギリ足が水に浸からない程度でありました。

 

象乗り体験が終わった後は餌やりタイム。

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象の皮膚は、硬いようで、全てを受け止めるような柔軟さがあり、産毛はその繊細な性格を表すかのごとく、チクチクと痛いものであった。

 

終了後、象についてのアレコレを見ながらしばし休憩。

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そして、このタイミングで、このまま引き続き象使い体験(マホート)をする人と、ブッダケイブ(パークウー洞窟)を見に行く人とで別れる事に。

先述の通り、僕は象乗り体験だけではなく、象使い+ブッダケイブのツアーに申し込んでいたため、このままでは象乗り体験のみで象使い体験はできないのかと、やや腑に落ちない点もあったのだが、洞窟の方へ向かう事に。

 

洞窟へは、エレファントビレッジ側のメコン川より船で行くようだ。

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おっと、船にはすでに先客が。

聞いたら、この先客達はまた別のツアーの参加者らしく、彼らもこの前にウィスキービレッジに寄ってきた、との事であった。

 

ガイドはまた新しい人にバトンタッチ。次から次へと手配師に手配されていく参加者達。

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程なくして見えてきたパークウーの洞窟、通称ブッダケイブ

 

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と思ったら通り過ぎて、ちょっとした景勝地へ上陸。

どうやら、やはりなんかの景勝地らしく(笑)ガイドの方が色々と説明してくださるのだが、英語が難しく、ほとんど頭にはいってこない。

ただ、同じメコン川でも、この辺りまでくると水質が綺麗で、地元の人が泳ぎに来る場所だと言ってました。

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確かに。

 

気を取り直して洞窟へ。

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船の渡しがとにかく緊張感ある。もーこの旅は緊張感の連続だ。悪くない。

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仏像まみれ。

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この仏像がなかなか良い顔をしてた。

 

聞いたところによると、こちらの洞窟、遺跡というよりかは、ある時から現地の人々が仏像を持ち寄り、結果このような一大仏像集積地のようになったらしい。

由緒ある遺跡というよりかは、ラオス人の信仰心が作り上げた、温もりの場所という位置付けなのだろうか。

 

そして、洞窟に入る前にガイドより「洞窟内にいる子供達からは決して物を買わないように」とのお達しがあった。

その通り、洞窟内には年端もいかない子供達が、なんとか買ってほしいと土産物を売ってきたのだが、他の観光客同様、スルーした。

あんなに小さな子供が、あのような格好で…。実はこの洞窟を訪れて一番の衝撃が、この子供達であった。

 

洞窟の観光が終了。一応ツアーには昼食が含まれているとの事だったが、もはやアテにしていなかった。

が、やはり昼食が出るとの事で、一路昼食会場へ。

 

と思っていると、どこか見覚えのある景色が。

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あれ、これはさっきのエレファントビレッジでは??

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そう、結局またエレファントビレッジに戻ってきて、どうやらこちらが昼食会場との事。

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昼食はビュッフェスタイルで、セルフカスタマイズで薬味まみれにしたカオソーイが特に美味しかった。

また、ビアラオをご馳走してくださった同行の日本人男性の方、有難うございました。

 

飯も食ったし、もうこれで終わりか…と思っていたところ、「いやいや、この後まだあるよ。お前は象使い(マホート)もやるんだろ? 1dayだろ?」と、まさかの展開が。ビアラオを奢ってくれた男性と自分は、予約の通りキッチリとワンデイ象使いツアーに組み込まれていたようだ。

力強く「イエス、ワンデイ!」と答え、ここから象使いのプログラム開始。

やった!

 

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一応座学めいたのもやるのだが、3分で終了。

超ざっくり乗り方を教えてもらい「乗れ」の一言が言い渡される。

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人間やればなんとかなるのだ、の図。

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道中、後ろに乗った象使いのオッさんにめちゃくちゃ怒られるも、全く英語が通じず何言ってるかわからないため、気合いで乗り切る。

何度も振り落とされそうになった…。

 

コースは象乗り体験と一緒。だがメコン川で象が潜り、象の体を洗うという新たなミッションが追加。当然自分の身体もびしょびしょになります。

 

そんなこんなで象使い体験終了。

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心なしか、少しだけ強くなれた気がします。

 

やって思ったのは、象に乗るのは体幹が重要だなという事。特に掴む場所もないので。のっしのっしとゆっくり動きますが、上下左右に振り回されます。

あとは海外あるあるかもしれませんが、何かあったら完全に自己責任ですね。道中、結構な坂とか岩場とか通りました。運悪く落ちたら無事では済まないでしょう…。もちろん、こちらのエレファントビレッジは最大手らしいので、信頼と実績はあると思いますが。

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とにかく、象に間近に接し、直接触れ合えたのは貴重な経験でありました。

改めて象の目を見ると、吸い込まれそうになる瞳をしているというか、こやつは深淵を見てるな…ってそんな風に見えてきたりもします。

そしてラオス象はとても穏やかでした。

 

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シャワーを浴びて休憩中に発見。どうしようもなく可愛いヌッコとイッヌ。

改めて、全プログラム終了、船でルアンパバーン市街へ戻ります。

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意外と、といってはなんですが、この帰りのメコン川クルーズがとてもよかった。

夕陽になりかけの太陽と、壮大な景色、BGMは船のエンジン音。

最初は、同じく象使い体験を受けてた日本人女子達と話していたのですが、いつのまにか船に乗る全員が無言になり、贅沢な景色と共に物思いにふけるのでありました。

 

市街到着後、ツアーの元締め会社、マニファトラベルの事務所へ。

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ラオスの国家資格(笑)象使い免許を頂きました。

これで職に困る事はありません。

 

参加者の皆さんと別れ、夕暮れの街をぶらぶらしながらホテルへ戻る事に。

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ホテルの前で、見覚えのある奴が…

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ほぼ百発百中で出迎えてくれる、ホテルのイッヌ。

 

シャワーを浴びた後、夕飯へ。

ホテルを出てすぐに、後ろから一台のバイクが近づいてきて、話しかけられる。なんと、今日のツアーで一番最初に会ったツアーガイドだ。(もう、この街のツアーは次から次へとガイドが変わっていくので、ガイドじゃないのかもしれないが、間違いなく今朝最初に会った人)

 

「ブラザーどこ行くんだ? 今日は楽しかったか?」とニコニコしながら聞いてくる。「今からラオ式サウナ行くんだけど、一緒に行かないか? 疲れてるだろ」とか、「ユートピア(ガイドブックで有名なカフェ)行かないか? 乗っけてくぞ」と、しきりに誘ってくる。

こやつ、気さくでいい奴なのだが、人相がクソ悪く、初めての土地で少し気を張ってる自分としては、完全に信用しきれず断ってしまった。(サウナもユートピアも翌日行く事となる)

寂しそうな背中を見せながら颯爽とバイクで去って行った奴。まぁ、たぶんボッタクリではなく単純な好意だったのだろうがしょうがない。ゴメンね、警戒心が強いチキン野郎で。

 

というわけで、改めて本日の夕飯。

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今晩は、純ローカル屋台飯にチャレンジ。

カオソーイ、一杯1万5千キープだった気がします。(約200円)いや、2万だったかも。

あっさりスープと肉味噌のコラボ。胃に寄り添うようなエスニックの旨さ。

 

薬味入れまくりで美味かったのですが、量的に物足りないなと、街を徘徊。

(滋味溢れる味で本当に美味しかった)

 

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夜と交わる瞬間のメコン川。綺麗という言葉すら陳腐。無駄に足を止めてしまう。

 

…と、メコン川沿いをウロウロしてたら、いい感じの店を発見したので、今晩のはしご飯はここに決定。

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BIG TREE CAFE、オシャレカフェでした。

こちらで、実はまだこの地にに来てから食べてなかった、ラオスの郷土料理・ラープを注文。

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うんまそっ!

けど…でかっ!

しかもスティッキーライス(もち米)つきじゃん。

これ明らかに頼むの間違えたな…。

(ラープにスティッキーライスは基本デフォのようです。知らずに頼みごめんなさい)

 

少量だったとはいえ先程カオソーイを食べた後なので、奮闘するも少し残してしまいました。ごめんなさい。味はピリ辛でとーっても美味しかったです。

 

帰りはまたまたナイトマーケットを冷やかしながらホテルへ。

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f:id:watankii58:20200113080716j:imageここのパン屋、毎日美味そうなパン売ってました。
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はちきれんばかりの腹一杯にも関わらず、屋台でフライドチキンを買って晩酌。うん、これは外さない味だ。

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翌日の予定は特に決めておらず。

何をしようか。

ルアンパバーンらしく、行き当たりばったり思うままに動いて見ようか。

 

ラオス(ルアンパバーン)に一体なにが…(2日目)

2日目朝。

 

ルアンパバーンの朝を象徴する光景である托鉢を見学に行くつもりだったが、気だるさによりパス。

 

早朝5:30頃、遠くから寺院の鐘の音が聞こえてくる。

そしてこの時気付いたのだが、この時期(1月)朝はまあまあ寒い。長袖必須。

イメージ的には、昼前くらいからガッツリ気温が上がり30度を超えるも、夕方以降過ごしやすくなり、明け方には20度切る…15度くらいの感じかと。

 

何はともあれ朝食。

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なんて事ない朝食だが、パン自体がとっても美味しい。生地に含まれるバターの割合が多いのか。芳醇な香り。合間に挟むラオコーヒーのほのかな甘味が、靄がかった脳を覚醒させる。

 

そして、本日は昨日ホテルフロントから予約した「クァンシーの滝」ツアーに参加。

バンのピックアップ時刻が9:00という事しか理解していなかったというのもあるが、予約自体キチンと成立しているのか不安。

 

とにかく下は水着に着替え、バスタオルを用意して9:00にフロントに待機。

程なくしてバンが到着。よかった。

 

バンには運転手以外、誰も乗っていない…と思っていたら、2、300メートル走らせた辺りで停車。「別のバンに乗り換えるから降りろ」と言われて路上待機。これ、最初からここ待ち合わせでよかったんじゃね…??

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(「DRIVER FC」…彼の勇姿の背後で不安げに乗り継ぎバンを待つ自分)

 

数分後、無事に乗り継ぎバンが到着。

後部座席満席につき、助手席に乗車。

ドライバーはラオス人。他の乗客は中国人カップル以外、全員欧米人の男女。みんなを乗せて満員バンが走りだす。

 

改めてルアンパバーンの交通事情、なんでもアリのカオス状態。

道はある程度舗装されているのだが、マンホール程度の穴が突如現れたり、夜間走行には注意が必要な印象。バイクをレンタルするかギリギリまで迷った自分だったが、上記の道路事情もありながらやめた。クレジットカード付帯の海外旅行保険にしか入っていなかったし。

 

タイや台湾に比べたらバイクは少ない方だが、ノーヘル、3人乗りはもちろん、多分小〜中学生の子供達が、当たり前のようにバイクに乗っている。

これは推測だが、ラオスにおいてバイクは免許ナシで乗れるのではなかろうかと。

 

また他の東南アジア国同様、みんな運転中スマホ見まくり。勘で運転しすぎ。

 

そして、基本的に信号というものも存在しない。少なくとも今回の滞在中、自分は見なかった。

よってカオスな往来を人が通過する際は、阿吽の呼吸で通過する訳だが、これが不思議と怖くない。

なぜなら、カオスな交通事情ゆえに(?)飛ばしている人がほとんどいない。

なんとなくなのだが、他者に対して寛容というか、「自分が適当なのだから他人も適当だろう」という気持ちが伝わってくる。

他人も適当…つまり、公道において、他の車両、歩行者がどういう動きに出るかわからない、そういう意味で他人のモラルをアテにしていないため、せめていつでも停まれる速度で走っているのか、そんな気がした。

 

刹那、何かと他者に対する不寛容な側面が際立っている現在の日本に置き換えて、ちょっとだけ考えさせられた。

上司のせいだ、電車が遅れた誰のせいだ、一時はともかく、ずーーーっとそんな事ばかり言っていても、きっと僕も貴方も幸せにならない。

完璧な人などいないのだ。

 

そうこうしているうちに途中、木でできた橋を数箇所通過。

(幹線道路を繋ぐ橋が木製である事が多かった。木の橋を車がバンバン通っていく…)

 

滝が近づいた辺りの路上でバンが急停車。なんだなんだ。

どうやら「入場料をまとめて払うから、今ここで徴収する」らしい。全然問題ないのだが、なぜ今ここで。着いてからじゃダメなのかよ。急に追い剥ぎに豹変したのかと思いましたわ笑

 

そして出発から1時間ほど経ったのち、クァンシーの滝到着。

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「2時間後の12:10に集合」と言われ、各々滝の方へ。

駐車場には似たような乗り合いバンが一杯停まっているので、写メを撮っておくよう勧められる。

 

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入場後。どうやら、途中クマの保護センター的なところを通過し、滝に至るらしい。

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自分が行った時は、クマ達はおネムだったようだ…

 

そうこうしている内に、滝が見えてきた。

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うっひょぉ〜!な透明度。「水色」。絵の具色。

これぞエメラルドグリーン!

絵本に出てくる桃源郷感というか、パラダイスみが凄すぎる。

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欧米人達が、ポンポン脱ぎ出し、滝(池)へダイブしまくる。

そうか。これが世界基準の陽キャなのか。

ジャパニーズ陽キャなど、彼らの前では可愛いものだ。

とはいえ、周りを見渡すと日本人はほとんどいない。水着着用で来た以上、気合いを見せるのだ!

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(腰まで水に浸かってます)

気合いで気概を見せたものの、すぐそばでトップレスで記念撮影に興じる女性がいるなど、なんというか、にわかではない本質的陽キャの強さを見せつけられました。

 

荷物を預けるロッカーなどはなく、当初は防犯の関係上、バッグ持って腰までしか浸かりませんでしたが、この後欧米人に負けじと海パン一丁になり、滝へダイブ。

「ナイスジャパニーズ!」の歓声に包まれ、微妙な空気になった事を、ここに記しておきます。

(5秒に1回は荷物の方に目をやり、荷物に手を出される事のないよう、殺気を出しまくりました)

こちらの滝、簡易的な更衣室があるのみなので、泳ぐ際の貴重品の取り扱いについては完全に自己責任になります。その辺に置いとくしかないです。

ただ、雰囲気としてはあまりにもピースフルな空間のため、流石に盗みを働こうという輩はいないのでは、と個人的には感じました。

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この旅にて自撮り棒童貞を卒業。一人撮影タイムも悪くない。キャッキャ。

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池には魚(ドクターフィッシュ??)がいて、油断するとわさわさ寄ってくるのだが、大きさが自分の知ってるソレではなく、もはやイワシレベルの大きさ。痛さと気持ち良さとキモさのトリオ。

あと底の泥。白泥なのですが、これを全身に塗りたくってパックしてる男女もおりました。

 

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その後、滝のさらに上を目指す。なかなか険しいトレッキングなどもしつつ、堪能し尽くした感もあり、ゆるやかに入口(出口)の方へ向かう。

戻りの集合時間まで30分程を残したタイミングで、駐車場付近の土産物屋台を見学。

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小腹も空いていたので、本格派な観光客向けの屋台にトライ。結果、本格派な料理が…

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味はまぁ普通だったのですが、タマネギが完全にイッている味でして、タマネギ以外完食。あぶねーあぶねー。

 

集合時間となるも、欧米人老夫婦がなかなか戻らず…最終的には見捨てられてバンは出てしまいました。日本だったらあり得ない(?)のかもしれないですが、海外での体験であれば、これもある程度は自己責任なのかなと。

 

帰路の道中、ウトウトしながらルアンパバーン市街へ。とりあえずシャワー浴びにホテルに戻る事に。

 

この時点で昼過ぎくらいの時間。ホテルフロントで、様々なツアーの内容が書かれたポスターが目に入ってくる。

ふと「象使いツアー他」が、どうしても気になった僕は、フロントスタッフに予約を頼む事に。

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予約したのは、象乗り体験&象使い体験、ブッダケイブ(パークウーの洞窟)観光、ウィスキー村観光、がセットになった1日ツアー。

合計35万キープ(4000円ちょっと)。

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ホテルでは、他にも洗濯サービスとかレンタルバイクとか、頼めば色々代行してくれる感じでした。

とにかくフロントの男性がメチャクチャいい人で、僕のスペシャルな英語でも難なく通じました。

 

翌日の予定をバッチリ立てたところで、小腹を満たすため、近所へ。

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向かったのは、初日から気になってた、ホテルすぐそばにあるサンドイッチ屋さん「BREAK for a bread」。

感じの良い若い店員さんが切り盛りされてて、お客さんの殆どが欧米人観光客。

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「BBQ chicken」(1万キープ)と、ビアラオを注文。合わせて2万キープ(250円くらい)。

またまた、このサンドイッチがメチャ美味。パンが美味い。外はカリッ、中がモッチモチ。

具材は、昨日川沿いの店で食べたのより上品な味付けで、底の方に入っていた野菜の酢漬け的なのと、パクチーがとても良い仕事をしてました。

滞在中、色々なサンドイッチを食べましたが、この店が一番コスパ良かったかも。250円でこのセット食えるのなら一生これでいい。うまうま。

 

小腹が満たされたところで、散策開始。

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「ここから各都市まで◯◯km」の標識。ちょいとしたフォトスポットになってました。

 

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ルアンパバーンの街イチの高層建築・インディゴハウス。メイン通りのランドマーク。一階がカフェで、二階以上が宿泊施設っぽかった。本当はここに泊まりたかったのだが予約取れず。

街全体が世界遺産に登録されている関係で、この街では建築制限というか、高い建物が建てられないみたいです。

 

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明らかにユ◯クロのパクリなのでは、という店を発見。店内を見渡すと、意外とモノの雰囲気も良く、値段も手頃。クァンシーの滝で、履いてた靴がびしょ濡れになっていたので、こちらでサンダルを購入。3万8000キープ(450円くらい)。

 

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先程のサンドイッチだけでは足りず、こっそりトムヤムスープを摂取。

 

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昨日も感じたが、ルアンパバーンの街は、無目的にプラプラと歩いているだけで、とても気持ち良い。

他の歩いてる人達も、どこかあてのない雰囲気を漂わせながら、土産物屋を冷やかしたり、疲れたらカフェでチンタラ時間を潰したり、無意味にビアラオをあおったり…少し時の流れが緩やかになっているのを感じる。

 

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そうこうしている内に夕暮れ。ナイトマーケットの準備が始まっていた。

 

…そうだ!今日はラオス式マッサージを受けるのだった!数あるマッサージ店の中から、この日はメコン川沿いのこちらのお店に入店。

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ラオ式マッサージ1時間6万キープ(700円ちょっと)。

ルアンパバーンのマッサージ店は、ほとんどがこれくらいの価格であった。

で、入口で呼び込みやってたのが、高校生くらいの女子集団。

「ラオマッサージ、OK??」と声をかけると、「OK!」と、その中のボス格の女の子が手を引いて店内へ。客は自分のみ。そして何故か通されたのが、二階奥にある薄暗い個室。しかも、傍らに他の女子(店員?・友達?)が寝ているのだが…。ていうか手を離しなさい、手を。

おいおい、これってまさか変な店じゃないよな…この街には、その手の怪しい店はないと聞いていたが、一気に不安になる。そして、全力で手荷物へと意識を向ける。

クァンシーの滝といい、今日は荷物を守るために殺気立つ事が多い笑

 

結果、極めて健全なお店で、ピッタリ1時間施術してもらいました。

タイ式マッサージとはまた違った感じで、筋肉をギュッと揉み込む感じ。だいぶ疲れが取れたので、また行こうと思う。

 

外に出ると、すっかり辺りは夜に。

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夜ご飯は、ナイトマーケット入口近くにある広場のお店に決定。

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んー、これは普通でした笑

というか、「トムヤムシュリンプ」と書いてあったので、ツマミ的なものを想像していたのですが、このようなパスタスタイルで出てきて、ちょっとイメージと違いました。

ご馳走さまでございました。

 

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ナイトマーケット付近の露店を見学し…。

 

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昨日発見した、ホテル近くのコンビニ(?)YSPミニマートで夜食を物色し、帰路へ。

 

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ホテル前でイッヌが待っててくれた。イッヌ大好き。

明日も盛り沢山なので、この日も早々に床に就くのでありました。

ラオス(ルアンパバーン)に一体なにが…(1日目)

サラリーマンとして社会に出て10年余…。

自分で作ったというか、出来てしまったといえばいいのか分からないが、ふと目の前に現れた束の間の休息の時間。

新卒入社以来、ずっと働いてきた会社を退職する事になったのだ。

退職前に少しだけできた時間をどう過ごすか…と考えているうちに、ひょんな事からラオスへ行く事となった。

街全体が世界遺産に登録されているラオスの古都・ルアンパバーンに滞在する事に。

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出発当日の羽田空港。夜19:30過ぎの光景。

この写真を撮る数分前まで、僕は空港職員の前でガタガタと震えていた。

 

初の完全個人手配で予約した今回の旅行、エ◯スペディアから、飛行機のチケットNo.だけ何故か届いてないという事を知っていながら「まー何とかなるっしょ」と、余裕をこいていた己を呪いたい。

 

チケットNo.が分からないままチェックインしようとするも、職員の方から、往路は羽田からなのでパスポート情報から発券できるも、復路は現地空港でのチェックインとなるため、コミュニケーションが取れず最悪帰国できない恐れがあります、と指摘を受けて「もーこの旅はおしまいか…」と、呆然としていた。

(今思えばごもっともなご指摘である)

 

結局、空港職員の方の尽力もありながら、チケットNo.を調べる事に成功し…というか、自力でエク◯ペディアに電話し、なんとか無事に旅を始められる事に。

電話したらカタコト日本語でソッコーチケットNo.が記載されたメールを送ってくれたのだが、そんなすぐ送れるなら、なぜ予約確定したタイミングでくれなかったのかと…。

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嬉しさの余り、保安検査前に一人で打ち上げ。

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というか、ちょっと予想外の旨さでした。スダチは何個か食べました。ガリガリ

 

往路は、羽田→関空バンコクルアンパバーンなので、一路初の関空へ。

 

時間帯的に混んでおり、なかなか着陸できず上空待機。予定より20分程遅れ、無事に関空着。

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関空にもありました。ポケモンストア。

 

その後、国際線乗り継ぎ。

広大な空港内を彷徨いかけるも、無事に空港内シャトル電車を発見。搭乗ゲートへ。

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搭乗ゲート近くは、バンコク行きの乗客でごった返しているので、しばし散歩。

閑散としたエリアに充電口を発見。

 

程なくして出発。

0時過ぎ発の便だったので、すぐ寝る…ハズが、少しだけ映画観ちゃいました。

「T-34」最高に面白かった。これは男の子大好きなタイプのエンタメ映画。グッとくるカタルシス。お陰であんまり寝れなかったじゃないか…。

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バンコク到着2時間前くらいで、機内食(朝食)が出る。つまんだ程度。

可もなく不可もなし。

これで日本食とは数日間おさらば。味噌汁が身体に染み渡る。

 

そうこうしてる内に、バンコクスワンナプーム空港へ到着。

現地時間朝5:00

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さすがアジア随一のハブ空港だけあって、早朝にも関わらず人だらけ。

人種のサラダボウル状態。

バンコク行きの機内までは、ほぼ日本人だけだったのが、バンコクに着き、国際線乗り換えに向かう辺りから日本人がどんどん少なくなり、やや不安になってくる。

 

ルアンパバーン行きの便まで、結構な時間があるため、まずは腹ごしらえを。

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タイと言えばChangビール。

約一年振りのチャンとトムヤムスープで、身体を東南アジア仕様にアップデートする。

 

ここ、美味しかったし、空港内の店だから高めだろうとは思っていたのだが、後で明細を見てビックリ。

この2品だけで、2400円くらい取られていた。

もちろん、カード手数料含めてだが、流石にちょっと高すぎでは。タイバーツって、年々上昇傾向にありますよね。それだけ発展著しいという事だと思うのですが。

 

…気を取り直して、まだ乗り継ぎまで時間があるため、次なる空港内の目的地へ。

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今回、バンコク-ルアンパバーン間は、往復共にバンコクエアウェイズを利用。

こちらの航空会社は、エコノミー等どんなクラスにも関わらず、搭乗券を持っているだけで自社ラウンジを利用する事が出来るという事で、これは行っとこう!と行ってきました。

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もちろん、他のラウンジ…サクララウンジとかミラクルラウンジとかに比べたら、ちょっと拍子抜けするような内容ですが、電源もあるしWi-Fiもサクサクで、無料ラウンジとしては、必要にして十分な内容。

 

LINEを返したりしている内に、ルアンパバーン行き、出発時刻が近づいてきた。

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久々の沖止め、そして搭乗者のほとんどが欧米人。日本人は、自分を入れて5、6人といったところ。

 

そして…

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ひ、ひこうき…ぷ、ぷろぺら…

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ち…ちっちゃくね??

これ、本当大丈夫なの??というちっささ。

飛行機の安全性は機体の大きさに比例するという、独自の謎理論を展開している自分は、ここに来てかなりドキドキし出す。

 

しかし、バンコクエアウェイズ客室乗務員の男女それぞれの笑顔、キッチリとした対応ぶりにやや安堵。日本人CAさんより完璧な英語。

揺れると思ったけど、意外と揺れず。

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2時間弱の空の旅にも関わらず、一応国際線なので、機内食が出ました。

このサンドイッチが大当たり!

カボチャが練り込まれたパンに、スモークチキン、トマト、レタスギッシリで、食べ応えありました。

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そして、飛行機はどんどんと内陸へ。

茶色い景色が視界を支配する。

ルアンパバーンの街が見えて参りました。

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ルアンパバーン国際空港到着。

ありがとうプロペラ機。

もう妙な偏見を持つのはヤメにします。

 

そして、こちらもちっさい空港…

にも関わらず、入国審査はなかなかの混み具合。

適当英語でなんとか入国完了。

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とりあえず1万5000円両替。

現地通貨で、121万5000キープになりました。

もうなんかよく分かりませんが、10,000キープで、おおよそ120〜130円くらいの感覚です。

ちなみに、ルアンパバーン市街にも至る所に両替所がありますが、レートはどこも殆ど変わらなかったと思います。

 

空港と市街地を結ぶ乗り合いバン(一人当たり一律50,000キープ)で、ホテルへ。

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これから4日間お世話になる、ジャスミン ルアンパバーンホテルに無事到着。

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早速ウェルカムドリンクとフルーツを頂きました。

どちらも美味しくて一瞬で完食。

実は、乾季のルアンパバーンは、意外と寒い日もある的なネット情報を得ていたので、まあまあそれなりの服装をしてきたのですが、存外メチャクチャ暑く、ホテル着くまでにヘロヘロになっていたので、ここで一気に回復しました。

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ホテルの看板犬?癒し系のイッヌが。

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部屋は2階でした。

プールにも後で入ろっと。

 

本来であれば14時〜のチェックインなのに、ホテルに到着したのは12時過ぎ、にも関わらず笑顔で早めにチェックインさせて下さった、フロントの男性スタッフに感謝。

こちらのスタッフにお願いして、翌日のクァンシーの滝ツアーを予約する事にも成功。

 

「街をプラプラ歩いてくるね」というと、丁寧に街の見所が記載された地図をくれた上に、「ここまで行くには◯分くらいかかるよ」等、詳細も説明してくれた。

というわけで、あてもなく街歩きへ。

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改めて、世界遺産の街ルアンパバーン、適当に歩いているだけで、見応えあるものが続々と。

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このモザイク画が一番気に入りました。

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ちょっと歩き疲れて休憩タイム。

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ナムカーン川沿いにあったカフェの外席、超イイ感じ。

ビアラオ、ラオ式サンドイッチで確か5〜60,000キープくらい。日本円で700円くらいかな?

このサンドイッチが絶品。

チキン、肉そぼろ、たっぷりの野菜で、思いがけず満腹になりそうに。

なんでも、ラオスは過去フランス統治下にあった関係もあり、パンやコーヒーなど美味しいとの事。

なるほど、ベトナムとかと似たような食文化ですね。

 

確かに、このフレンチコロニアル様式の街並みは、どこかヨーロッパを感じさせる雰囲気も。

行った事ないけど。

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何か儀式なのか、音楽演奏中の少年僧侶達。

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よく見ると、ここにもイッヌ。

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夕暮れが近づき、どんどんいい雰囲気へ。

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てなところで、本日の夕食。

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メインのサッカリン通り沿いにあったカフェの外席で頂きました。

生春巻きとラオ式パパイヤサラダ。

量が…メチャクチャ多い。

タイ料理とはまたちょっと違う味…基本はエスニックだし、パクチーバリバリに効いてるんだけど、どこか優しい味わいで美味。

 

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その後、ナイトマーケットを覗きながら帰路につきました。

 

ラオ式マッサージを受けようと思っていたのだが、圧倒的眠気により断念。

 

ホテル近くのお店で、トムヤム味のポテチを買ってホテルに帰りました。

 

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ライトアップされたホテルのプールが綺麗だった。